オーディオ製品の購入履歴です。本記事は段階的に閉鎖予定のホームページ記事を掲載しています。なお、愛着ある製品には名前を付けています。
KENWOOD DP-5090
ケンウッドのCDプレイヤー DP-5090 です。世間の注目がホームシアターに移行し、ピュアオーディオが見向きもされなくなってきた頃の製品です。 定価5万円ポッキリの本機が、同社CDプレイヤーのフラッグシップ機になってしまいました。さらに間もなくして、ケンウッドはフルサイズCDプレイヤーから撤退します。と、なんだか寂しい一台。その後、ケンウッドはビクターと経営統合し、小ぢんまりとしたメーカーになっちゃいましたね。
こちらはちゃんと試聴して購入しまた。当初、デノンDCD755シリーズを購入候補にしていました。アンプとCDプレイヤー、双方のブランドを統一すると音の方向性は明確になり纏まりは良くなります。しかし、純正デノンセットだとソースによってモッサリ聴こえてしまいます。音の厚みとスケール感を優先すると、間違いなく純正デノンの組み合わせが有利ですが好みに合いませんでした。そこで、同クラスのCDプレイヤーを聴き比べ、見つけたベストがケンウッドでした。
製品名 | 発売年 | 購入年 | 定価 | 状態 | 記事執筆日 |
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KENWOOD DP-5090 | 1997 | 1998 | 50,000 | 廃棄 | 2012.05.02 |
KENWOOD DP-5090 の音質と評価(アンプ=DENON PM390-3での評価)
アンプDENON PM390-3と組み合わせると、音像も音場も引っ込んだ感じなのに、見晴らしがいい音が聴こえました。コンサートで例えるとホールの奥の席で聴いている印象です。やや残響が多く人工的な音作りです。ですが、嫌味がありません。エントリークラス故の音痩せ、エネルギー感は乏しいものの、音楽を優しく奏でるのが本機の信条。無骨な表現はしない(出来ない)、このクラスでは一番好みの音を出していました。オーケストラも薄味ながらギリギリ聴けるかな?レベルと、このクラスなら及第点。
そして、地味な音なので付けた名前はジミー。
ジミーは度重なる引越しの衝撃にも耐え14年も使いました。その間、致命的なトラブルも起こさない優秀な工業製品でした。ただ、大変残念なところもありました。それは、操作性がなんでこんななの?と思うセンスの無さなのです。音もデザインもそれなりに良いのに残念な仕様でした。
KENWOOD DP-5090 の音質と評価(アンプ=SANSUI AU-α607KXでの評価)
アンプをSANSUI AU-α607KXとした場合の相性は良くありませんでした。双方のキャラクターが被ってしまい、ド派手でただ五月蠅い組み合わせとなってしまいました。低音、中音、高音とそれぞれの帯域で主張が強く、纏まりなくバラバラに聴こえます。そして何より、ホールトーンが多いというか、多過ぎます。それは、カラオケでエコー掛けた感じの不自然さです。ソースによって効果的なのかも知れませんが、私は鬱陶しく感じました。
後に購入したCDプレイヤーDENON DCD1650ALとの音質比較も参考にしてください。ボロカスに書いた上に、名前をジミーからピョン吉くん に変更するに至りました。
名前の由来は、最近時々ピョンピョンと音飛びする事と、平面的な音に聞こえてしまうから。あー、でもエントリー機としてはなかなか優秀ですよ♪っと。←フォローになった?
個人的評価 ★★☆☆☆ お前の名前は、今日からピョン吉くんだ!
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