オーディオ製品の購入履歴です。本記事は段階的に閉鎖予定のホームページ記事を掲載しています。なお、愛着ある製品には名前を付けています。
ONKYO D-77XD
オンキョーのスピーカーD-77XDです。実はこのスピーカー、ビクターSX-500(犬)購入時に一緒に試聴しました。こちらは流石に1本30kgもするスピーカーですから、犬に比べ物理特性は圧倒的でした。もう再生レンジの広さ、音の分解能なんか考えたら、ここからが本当のオーディオなんじゃないか?って思いました。ソースに含まれている全ての音域を再生すると言う意味で。でも最初犬に走ったのはサイズ、サイズっすよ!モノがデカけりゃ、設置するスピーカー間や壁までの距離とか、小さな部屋では無理があるのです。
とか、なんじゃかんじゃ言って、それでも結局買っちゃったんですけどね。「あの音を聴いたら戻れない」と言い訳をして、中古だけれどスタンド付きで。
製品名 | 発売年 | 購入年 | 定価 | 状態 | 記事執筆日 |
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ONKYO D-77XD | 1988 | 1990 | 124,000 | 譲渡 | 2012.06.17 |
ONKYO D-77XDの音質と評価
D-77XDは中高音にピークのある高度なドンシャリスピーカーでした。でも、30cmウーハーの音なんか聴いたら、今流行りの同価格帯トールボーイなんか瞬殺レベルなんですよ。ちなみに、今は現行機でD-77NEが生き残っています。ただ、598戦争(80年代にあった1本59,800円の価格競争)の生き残りなのに、現在1本15万円以上!
ヽ(゚Д゚)ノ2本で30万円かよ!
低音は出過ぎても下品で嫌だったのですが、腹にドスドス響くを一度体験してしまうと、もはや必要不可欠な要素になってしまうのです。でもね、低音が響かせるのは腹だけじゃねーのです。部屋もおんなじなんですわ。それは、もうめっさ近所迷惑!
ゆえに名前も近所迷惑。ご近所に気を遣いながら昼間限定でボリュームを上げると、もう幸せいっぱいな気分にさせていただきました。さらに高級機ならこの上に味わい深い雰囲気が乗って来るのですが、ついでに札束もお会計に乗せてあげないといけないのです。また、大きな音を出せる部屋もオーディオの一部って事で、私の経済力じゃここいらが限界!と思い知らされたスピーカーでもありました。
オーケストラも余裕で鳴らせましたが、円満なご近所関係を考えたときや、女性ボーカルの自然な再現なんかを考えたら、犬を残せば良かったと何度も後悔しました。鳴らしたいのに鳴らせない、鳴らせてあげられない、ストレスが溜まるスピーカーでした。離婚時に一緒にお別れ。
ちなみにこちらのスピーカー近所迷惑は、阪神大震災に被災した際、部屋の中を横っ飛び、タンスをブチ壊しました。もし、寝ていたベッド方向に飛んでいたら…私がブチ壊れていたと思います。物理的に。
個人的評価 ★★★★☆ 飛びます!
出典:ハイファイ堂
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