オーディオ製品の購入履歴です。本記事は段階的に閉鎖予定のホームページ記事を掲載しています。なお、愛着ある製品には名前を付けています。
SANSUI AU-α607EXTRA
サンスイのプリメインアンプ AUα-607EXTRA です。オーディオ誌に載っていた通販のオススメセットとして、ビクターのCDプレイヤー XL-Z621と同時購入しました。初めて貰ったボーナスをブチ込んで、試聴なしの博打購入をしました。
当時は一人暮らしを始めたばかりでした。地方に住んでいたのにも関わらず、自動車免許取得より先に単品のオーディオ製品を揃え始めたました。同級生たちが当然のように自動車を乗り回していた頃、オーディオ製品購入を優先させるあたり、もう相当な変態ですね。しかし、貧乏で高校も通えなかった人生だったので、この頃には既に「世間体なんか気にする意味なんかねーわ」と捻くれてしまっていました。雨の日の自転車通勤も恥ずかしいとは思いませんでした。そんな事より、毒親のいない自分だけの家で音楽に浸れる日々が楽しくて仕方がなかったのです。
製品名 | 発売年 | 購入年 | 定価 | 状態 | 記事執筆日 |
---|---|---|---|---|---|
SANSUI AUα-607EXTRA | 1988 | 1989 | 85,000 | 売却 | 2012.04.25 |
SANSUI AUα-607EXTRA の音質と評価
SANSUI AUα-607EXTRAの音域バランスは、高度なカマボコ型。繊細さもあるのだけれど、基本的にクールな骨太サウンドでした。音の輪郭は少し丸く聴こえますが、芯のある鳴り方で低域から高域までエネルギッシュ、且つ冷徹に鳴るイメージ。上を求めたらキリがない世界の入り口に、立ちはだかる門番みたいなアンプでした。個人的にこのアンプは畏怖を込めて仁王様と呼んでました。同時期に友人が購入した純正ソニーの組み合わせとは好対照な音でした。
当然、それまで使っていたミニコンポとは明らかに別次元のクオリティー!でも、音は良いけれど温かみが感じられず、聴いていて緊張感を抱いてしまうアンプでした。仁王様ゆえに。先に購入していた優しい音のビクターのスピーカーSX-500が、試聴時とは全然違う方向に走り去って行きました。
まあ、その頃はエージングなんて知らなかったから、初めて完成されたオーディオシステムに身勝手な不満が沸々と溜まっていったのでした。←試聴して買わないからだよ。
てな訳で、短期間でさようなら。
初めて組んだオーディオシステムは、再生される音楽ソースを選ばないメリットはあったけれど、 それが好みじゃなかったら、存在価値は希薄に為らざるを得ないのです。そして、 仁王様を売り飛ばそうと決意した瞬間に旅立ってしまいました。
そう、オーディオの終わりのない迷路ってやつにさ。 (ノД`)=3ハァ・・・
個人的評価 ★★☆☆☆ 結構高値で売れました。
出典:ハイファイ堂
コメント
昔の記事にこんにちわ!
ジャイアンですぅ。
「SANSUI AU-α607 音質」でググってたら、こちらに来ちゃいました。
なぜググったのか?
いやね、昨日、この無印の(αシリーズ最初の)AU-α607を先輩からいただいていたからなんですよ。左chの音が変という訳あり品なんですけどね。その先輩も友人から貰い受けてきて「だからあなたこれで遊びなさい」と私のところにお鉢が回ってきたというわけです。先輩も、私がオーディオネタでブログやってるのは知ってますから。
さっそく我が家のSANSUI SP-100iEXを鳴らしましたら、とんでもない音を立ててくれちゃって(右だけですけどね。左はボワついた音になってます)、こりゃ何としても左chを修理してみるっきゃないという事になりました。(SONYのスピーカーでも鳴らしましたが、クッソつまらない音しか出てきません。あまり古いスピーカーとの相性は良くないのかもしれません)
あと、ヘッドホン出力の音にもとても驚かされました。その音はぢるんぢるんさんも仰っている通りで、キレッキレのスピード感のあるエネルギッシュな音。ホント度肝を抜かれました。同時に安心もしました。ヘッドホン出力がマトモだということは、アンプの前段には問題ないという事ですから。(純粋にヘッドホンアンプとして使うのもアリかなと思わせてくれる音でした。まぁそれにしてはバカでか過ぎますけどね)
不良と思しき場所は、直ぐに特定できました。黒焦げになって隣り合ってる抵抗が、ケースのスリット越しにも見えてましたから。そしてどうも、その近くのトランジスタがお亡くなりになっているようです。もう日本国内では流通在庫もない型番ですので、やむなく春節に入ったばかりの中国の業者にパチモンを注文しました。届くのは早くても来月ですね、ハハハ(^^;;
近日中に、このアンプの記事をブログにアップするつもりです。その時は、また遊びに来てくださいね!(他にもネタを抱えています。乞うご期待)
SANSUI AU-α607、懐かしいです。私はAU-α607ExtraとDR、KXを持っていました。無印とExtraは殆ど同じ音質だとショップの方に聞いたことがあります。607は79,800戦争のアンプでしたが、オーディオ全盛期の製品ですから今の20万円クラスのアンプと遜色ないかそれ以上の音質を持っています。…恐ろしいですね。今、当時の設計で復刻版が出たとしたら、デノンとか即死でしょうね。
AU-α607Extraはビクターのスピーカーsx-500と合わせていましたが、後に購入したソニーのアンプTA-F555ESGとの方が圧倒的に相性が良かったです。当時サンスイのアンプは「どんなSPにも合う」などと言われていましたが、私は結構スピーカーを選ぶアンプだと思いました。
AU-α607復活すると良いですね。もしも、ドラゴンボールを集めて願いが叶うなら、私は「サンスイ生き返らせてくれ」ってお願いしますもん。