ニューモンテの悪夢

これまでの熱帯魚飼育では、小型水槽に対し、やや能力過剰な外部フィルターを使用していました。エサはたっぷりと与えていました。いいのか悪いのかは分かりませんが、お魚がひもじくならないように、多少食べ残しが残る程度に与えていました。ご飯をいっぱい食べたらウンコもいっぱいします。ですから、高頻度で水替えを行う飼育スタイルでした。
しかし、昨年12月に60センチ水槽を導入しました。大きくなった分、生体飼育数も増やしました。そして、飼育環境に合った水替えの丁度よいタイミングが掴めず、2か月後くらいから水槽に緑髭コケが大量発生したのです。

髭付きヒメタニシ

水槽は一旦バランスを崩すと、なかなか元に戻りません。中でもコケの問題は、リセット以外に有効な解決法がありません。…しかし、リセットは余りにも面倒くさいです。そして、私は禁断の薬に手を出してしまいました。それは究極のコケ取り薬・ニューモンテです。ニューモンテは光合成を阻害する(実質)除草剤なので、どんな頑固なコケもイチコロらしいのです。私はリセットの前に拝むような気持でニューモンテを水槽に放り込みました。ニューモンテ1錠で30~80リットル有効らしく、屋外の日差しの強い池でも効果があるそうです。

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そして、投入3日後から水槽は一変します。水草のアヌビアス・ナナは枯れず、緑髭コケは勿論、頑固な斑点状の緑コケまで消えて無くなったのです。水は透き通り、飼育している生体も元気に泳ぎ回っていました。「なにこれ!?夢のお薬ですか?」私はコケだけが消えた透き通る水槽を眺め、甘い夢をみていました。

ニューモンテの悪夢

しかし、甘い夢は砂糖のように溶けてしまいます。
ニューモンテの薬効は2週間後から落ち始めるそうなので、私は2週間水替えをしませんでした。薬がいつまで効くのか確かめたかった事もありますが、水が見た目に全く汚れて来ないので、その間水替えをしませんでした。すると、悪夢が舞い降りて来たのです。昨年末に産まれたコリドラスパンダの内、1匹の稚魚が突然死んでしまったのです。当初、原因が分かりませんでした。稚魚は5匹いましたが、孵化後の人工餌に慣れてから死んだ稚魚はいなかったからです。稚魚は狂ったように激しく泳ぎ回ると、数時間後には動かなくなってしまったのです。慌てて水替えをしましたが、稚魚は次々と死んでしまいました。

コリパン稚魚

亡くなった稚魚は全て2センチほどした。お店でも見かける大きさに育っていました。ただ、他の生体に影響はありませんでした。稚魚で購入したラスボラ・エスペイもチェリーバルブも元気なままでした。しかし、コリドラスパンダは稚魚が5匹も死んでしまいました。恐らく、水槽の見た目が綺麗だったので水替えを怠り、水質悪化のサインを見逃してしまったのでしょう。

ニューモンテ導入は失敗でした。劇的な効果が表れるという事は、水質も劇的に変化しているという事です。劇的な変化は生体飼育に大きなデメリットとなってしまいます。ニューモンテが真の万能薬であるのなら、6錠300円なんかで売られていないでしょう。ニューモンテはコケ取り薬としては使えますが、その後の水替えのタイミングが分からなくなってしまう薬だと思います。使ってみたい方は、その辺りを気を付けてみましょう。私は、もう使いません。

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